COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン) 2010年1月号 レビュー



R+(レビュープラス)から献本で「COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン) 2010年1月号」が届きました。



クーリエ・ジャポンは表紙の印象がとても強く、特に創刊号の浮世絵風の小泉さんはインパクトがあり記憶に残っていました。

今回頂いた2010年1月号はベルリンの特集と言うこともあってでしょうが、これまた有名な壁に書かれたブレジネフとホーネッカーの絵をコラージュしたもので、絵柄のせいもありますが強烈なインパクトのある表紙になっています。



・新世紀ベルリン

内容はベルリンに壁ができた理由、壁の崩壊、崩壊後のベルリンの問題、芸術の街としての新生ベルリン等盛りだくさん。

軽めな記事なので、さくっと読める構成になっている。

ドイツが好きという、脳科学者の茂木健一郎氏の寄稿も茂木先生のファンには興味があるのでは。



・世界が見たNIPPON

日本人、日本のマスコミはとかく、外からどう見られるのか気にする傾向がある、それも特に第二次世界大戦の米、英などの白人戦勝国の意向を気にする傾向が強いように思う。

沖縄の米軍基地の問題についても、日本のマスコミは前政権での日米合意を守らないとアメリカが怒るというようなとらえ方で、沖縄県民はどうしたいと思っているのか、沖縄県民が望んでいるのはどういったことなのかといった報道や記事はほとんど見ることができない。

そんな日本のマスコミの記事とは違い、フランスのヘラルド・トリビューン誌の「日米安保見直し」の高まる気運に米国はどう対処するべきかと言う記事はとても興味深く読めた。

日本にも米、英の顔色を見てこびへつらった記事を書くだけではなく、対等の立場できちんと意見を主張できるマスコミが現れて欲しいと思う。

などと、記事の内容ではなく別の意味で考えさせられた。



最後に、クーリエ・ジャポンってどんな本とひとことで言えば、国際ニュースのセレクトショップと自ら謳っているとおりで、情報のセレクトショップそのもの、世界中の情報から編集者の感性でセレクトした情報をまとめた雑誌といえる。

日本の雑誌には必ず出てくるセミヌードの写真などもなく、軽くさらっと読める記事で、優良な情報誌のありかたを示している雑誌であると思う。



それに、表紙のクオリティがとても良いので、クーリエ・ジャポンは飾るためだけに毎号買っても決して損のない雑誌だと思う。



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